第43回日展(日本美術展覧会)東海展

愛知県美術館は、愛知県名古屋市東区東桜にある美術館です。

第43回日展(日本美術展覧会)東海展が2012年1月25日~2月12日開催されました。

巡回展スケジュールで、各地を巡回し、最後は福井県立美術館で7月16日まででした。

日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門の出展で566作品展示されました。

文部省美術展覧会が第二次世界大戦後の46年からは改称され、日本美術展覧会になりました。

総合美術団体は日本最大の総合美術団体です。団体展では最高の入場者をほこっています。

日展の公募のおもしろさは、入選率が17%という厳しい世界。そして、そこで10回入選すると「会友」という地位になるんですが、それには連続入選しても10年かかるところ、「特選」をとると、すぐに「会友」になれるんです。

そして、「会友」がさらに「特選」をとることで、日展は「出品委嘱」という形で、出品したものはそのまま展覧されます。

そして、委嘱者の中から新しい審査員が選ばれるんです。

更に審査員を「もう2回」歴任すると『評議員』への推挙対象となり、そして、

日展で最高(大臣)賞の対象になるのは評議員の作品のみです。

そして、『80歳』で会の運営から引退し、「参与」という名誉称号をいただくことになります。

まだ、役員はもっと細かいんですが、こうやって昇格していくんですね。

Comments are closed